令和４年度全国発明表彰　受賞発明・意匠概要（敬称略）
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　本発明は、消雪パイプ内部の高圧洗浄の効率化を図る技術に関するものである。雪国に不可欠な散水消雪装置「消雪パイプ」は、年々砂泥や水垢の堆積・固着によって管内が閉塞し、散水機能が低下するが、従来の修繕工事は高コストで、多くは予算の面から放置せざるを得なかった。
　そこで、汚れが激しい管内での施工が難しく、効果性に問題があったが、比較的低コストな洗管ホースを用いた消雪パイプ高圧洗浄工法を、使いやすく効果的な修繕工法とすべく、以下3点を新たに開発した。
　①洗管ホースの送管を容易にするための送管牽引用リード「洗管リード」の開発。
　②壁面作用圧力を最大にするためノズルを後方45度から垂直にした「垂直洗浄ノズル」の開発。
　③常温水の３倍の洗浄効果を発揮する「温水」の導入。
　これらを使用することで消雪パイプ高圧洗浄の施工性・効率性・効果性を大幅に向上させ、標準作業量を安定して従来の2倍に伸ばし、工事のコストを64％縮減することができた。また、工期短縮に伴う交通規制時間の短縮など間接的効果も期待される。

図１　従来技術との比較図	図２

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