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発明協会の表彰事業

令和4年度全国発明表彰 受賞発明・意匠概要(敬称略)
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朝日新聞社賞
高速・高画質と省スペース化を実現する帯電部材の発明(特許第6136862号)
六反  実
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成材料開発本部
機能部材開発部
杉浦 聡哉
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成材料開発本部
機能部材開発部
萩原 拓郎
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
エンタープライズドキュメントソリューション事業本部 第一商品開発部
大島  穣
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 研究技術開発本部
システム技術研究所 チーム長
額田 秀美
元 富士ゼロックス株式会社 画像形成材料事業部 機能部材開発部
野中 聡洋
元 富士ゼロックス株式会社 画像形成材料事業部 機能部材開発部

発明実施功績賞
浜  直樹
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代表取締役社長・CEO

 本発明は画像形成装置に搭載されるドラムカートリッジの主要部品である帯電ロール(BCR=Bias Charge Roll)に関する発明である。
 グラフィックコミュニケーション領域では従来、粒状性画質の観点からBCR方式(接触帯電方式)は採用できず、スコロトロン方式(非接触帯電方式)を採用していた。そのため、コスト・消費電力・スペースに課題があった。そこで、高速でもスコロトロン方式と同等の粒状性画質を実現できるBCRに対するニーズがあった。
 高画質化の鍵となる粒状性の悪化は、出力画像に50~100㎛程度の明度バラツキが視認されるものであり、画像解析により、この明度バラツキがBCR表面の抵抗ムラにより顕現することを突き止めた。
 そこでBCR表面に新たにシリコーンオイルを添加し、さらにシリコーンオイルと多孔質樹脂粒子の含有量を規定することで、従来技術のトレンドを大幅に改良する抵抗均一化を達成した。その結果、BCR方式にて極めて良好な粒状性画質を獲得し、スコロトロン方式の置換による低コスト化・低消費電力化・省スペース化を実現した。


図1 抵抗ムラによる放電と帯電電位の偏り 図2 BCR表面の抵抗ムラと出力画像の明度分布比較


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