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発明協会の表彰事業

平成29年度全国発明表彰 受賞発明・意匠概要(敬称略)
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発明協会会長賞
4K大画面超短焦点プロジェクターシステムの意匠(意匠登録第1503816号)
辻田 裕介
ソニー株式会社 クリエイティブセンター デザイナー

(※「辻」のしんにょうの点は1つ)


発明実施功績賞
平井 一夫
ソニー株式会社 代表執行役 社長 兼 CEO

 本意匠は、壁際に置くだけで147インチの大画面映像を楽しめる、4K超短焦点プロジェクターに関わるものである。空間を活用した新しい体験を提案する「Life Space UX」の第一弾として、2015年に発売。4K映像をスクリーンを介さずに壁に直接投映するという新しいスタイルを提供するものである。
 「テレビの存在が消え、ローボードから映像が飛び出した」かのような意匠により、空間との調和を図った。この意匠は、高画質を生み出す「4K SXRD™ (Silicon X-tal Reflective Display) パネル」、大画面と省スペースを同時に可能にする「超短焦点レンズ」、瞬時に点灯し劣化に強い「青色レーザーダイオード光源」、の3つの技術の組み合わせによって実現している。
 映像への没入体験を演出するため、接続機器を同一形状で水平方向にユニット化し、構成要素を集約。板を水平に積層した佇まいは、インテリアとの調和を図りつつ、放熱用吸排気孔、音の出口、リモコンの赤外線透過、インジケーションランプ、安全性に配慮した電動開閉カバーといった機能的要求事項をスマートに解決している。




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