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発明協会の表彰事業

令和5年度全国発明表彰 受賞発明・意匠概要(敬称略)
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内閣総理大臣賞
5Gにおける効率的な通信開始のための同期信号ブロック構成法の発明(特許第7039571号)
原田 浩樹
株式会社NTTドコモ 6G-IOWN推進部 担当課長
武田 和晃
株式会社NTTドコモ 総務人事部 担当課長
武田 大樹
株式会社NTTドコモ 移動機開発部
永田  聡
株式会社NTTドコモ 6G-IOWN推進部 担当部長

発明実施功績賞
井伊 基之
株式会社NTTドコモ 代表取締役社長

 本発明は、世界中で普及が進んでいる5G移動通信システムで採用されているNR (New Radio)方式に関する基盤技術であり、端末が複数のセル・ビームから最適なセル・ビームを特定し、通信を開始するまでの時間を短縮する技術である。
 5G移動通信システムでは、高速化・大容量化を実現するために、高周波数帯を含む幅広い周波数の利用及び通信エリアを多数のビームでカバーする技術が必須であり、多数の候補周波数から最適なセル・ビームを端末側で発見するまでに時間がかかることが課題であった。
 本発明は、端末がセル・ビームを探索するために受信する同期信号・報知チャネルを適切に設計することで、端末が通信可能となるまでの時間や消費電力を大幅に抑えるとともに、周波数利用効率を向上させた。
 本発明は、全世界で利用されている全ての5G対応端末が必ず実装すべき技術として標準規格に採用されており、スマートフォンやタブレットの普及を支える通信インフラ技術として情報化社会に欠かせないものである5G移動通信システムの商用化、発展に大きく貢献した。


図1 5Gにおける最適なセル・ビームの探索

図2 本発明における同期信号ブロック内の同期信号・報知チャネルの配置方法


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