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第79回全日本学生児童発明くふう展 恩賜記念賞・特別賞
ドアの新型コロナウイルス不活化装置
福島市立北信中学校(福島県)
1年 佐藤 琉碧
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新型コロナウイルスの流行により誰が触れたのか分からないドアの開閉に不安を感じていたところ、紫外線でウイルスを不活性化できることを知り、コロナ禍の不安を解消したいと思いこの装置を製作しました。紫外線は人間の皮膚や目にも悪影響があるため、装置とドアの前に立つ人との距離を測定し、装置の近くに人がいない時だけ紫外線をドアのハンドルに照射する仕組みにしています。オリンピックやパラリンピックで来日した方や、目や耳が不自由な方にも不活性化の状態が伝わるように工夫しました。 |
駅のホームで危険域を知らせる装置
福岡県立福岡工業高等学校(福岡県)
3年 髙木 萌生
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目の不自由な人が外出する時は、いろいろな危険が伴い、とても不安だと思います。特に駅のホームは転落の危険があります。これ以上線路に近づかないよう、知らせることができれば良いと考えました。電線に音声の情報を含んだ電流を流して磁気を発生し、これを白杖の先に設置したインダクタで拾いあげて、音声に変換してイヤホンで聞きとります。電線のループ内では、案内音声が大きくはっきりと聞き取れ、ループの外側では、聞き取り難くなるので、安全区域か危険区域かを知ることが出来ます。 |
大なわとびお助けロボット
国立山梨大学教育学部附属小学校(山梨県)
5年 野田 朋佳
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妹と大縄跳びで遊ぶ時、妹が大縄を回せないため、私がいつも回していました。そこで妹を助けて大縄を回せるようなロボットを作りました。工夫したところは、人の回し方に似せたところです。作る前に1分間に何回回せるかを確かめ、50回程度回せるようにしました。また、大きく大縄を回せるように回す腕の半径は48㎝にし、弱い力でも腕が回るように竹尺を利用しました。そして腕にスポンジを付け、リモートスイッチで離れた場所でも止められるようにし、安全性を高めました。 |
自動車の雨よけドアシェード
砥部町立麻生小学校(愛媛県)
6年 稲荷 菫
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雨の日に車から出るとき、傘をさすまでに、いつもお母さんが濡れていたので作りました。屋根に雨よけシェードを収納できる隙間を作り、ドアの開閉で出し入れできるようにしました。運転席のスイッチを入れると、電磁石の力でシェードを引き出し、濡れずに外に出られます。雨以外の日はシェードを出す必要がないのでスイッチは切ります。左右のシェードがすれ違うよう屋根に仕切り板を入れました。スイッチとヘッドライトは連動しています。ドアを閉めたらリミッターで全部の電源が切れます。 |
紫外線殺菌装置
町田市立鶴川第二小学校(東京都)
5年 工藤 大知
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紫外線を利用して、殺菌するための装置です。素材・形を変えながら紫外線量を測定し、紫外線を集約できて、かつ、裏面も殺菌できるように作りました。太陽の高度と方角の変化に応じて装置の向きが変わります。紫外線量を測定したら、使用しないときに比べて紫外線量が1.3~14.8倍だったので、殺菌のための照射時間を短縮できます。また、水や電気を使用しなくても装置一つで継続的に殺菌できます。 |
可搬式水力発電機
周南市立桜田中学校(山口県)
3年 柴崎 湧人
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この作品は災害時に停電していても水流さえあれば場所を問わず発電ができる水力発電機です。近年、自然災害のニュースを見ると停電による被害が多く見受けられるため作成に至りました。本作品の特徴は制御基板と共にバッテリーを搭載しているため発電時以外でも電源供給が行える点です。また、本体から電子回路部分だけを取り外し、コンセント(交流100V)やシガーソケット(直流12V)からも直流5Vの電源供給ができます。実験では小型扇風機を回転させることに成功しました。 |
シャンプーボトル「無滴」
町田市立町田第一小学校(東京都)
4年 富取 千博
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この作品は、シャンプーを一滴残らず使い切ることが出来るシャンプーボトルです。これまでのシャンプーボトルはポンプが上についており、ボトルの底・チューブ・ポンプの中にシャンプーが残りました。この問題を解決するためにポンプをボトルの下に付け、チューブを無くし、ポンプ内のバネを取り除いてデッドボリュームを無くすことで、最後の一滴まで出し切ることに成功しました。また、ボトル底面とポンプの間にシリコンで逆止弁を付け、シャンプーの漏れと逆流を防ぐ工夫をしました。 |
水平維持走行システム
私立聖光学院中学校(神奈川県)
1年 工藤 貴博
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片斜面になっているスロープでショッピングカートを押していた時、カートがバランスを崩して斜面下方側に横転したことがあったと母から聞きました。そこで、片斜面でも転倒せずに安定して進むことができるように、荷台の水平を維持できるシステムを作りました。台車の上に、斜めに回転板を付けているのがポイントです。前進時の力を利用して回転板が回ることで水平になります。水平になれば、片斜面走行時における斜面下方側にかかる力も減るので、操作性も向上します。 |
Kindテープ
合志市立合志中学校(熊本県)
3年 清田 和澄
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荷物が届いた時に貼ってあるテープがはがしにくいと思っていました。そこで、ものを使わずに簡単に荷物が開けられるようにと考え、今回のテープを発明しました。自分自身が荷物を開けるときよりも、こちらが相手に送ったときにわたしが不便に思っていることを相手にさせないようにと考えました。仕組みとしては、ガムテープを貼るときに糸をいっしょに貼ることで、箱を開けるときに糸をひくとガムテープを切ることができます。 |
対応サプライズ!
群馬県立桐生工業高等学校(群馬県)
1年 田部井 一真
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新型コロナウイルスの影響によりマスク装着が義務化される一方で、マスク使用で顔認証が出来ず、情報量が半減しました。これにより「自閉症」や「聴覚障害」の方は情報を得るのに大変苦労しています。その為、「マウスシールド」を使用する機会が多く、「飛沫拡散防止」にはなりますが、「感染症予防」には適しておらず、これからやって来る「コロナ」と「インフルエンザ」の「ツインデミック」にかかるリスクが高く、カバーを付けて予防したら良いのではと考えました。 |
譜面台MASTER
千葉市立花園中学校(千葉県)
3年 中澤 里菜
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音楽演奏で使用する譜面台に便利な機能を考えて作りました。1つ目は、現在演奏している箇所を見落とさないための機能です。演奏するテンポに合わせて、譜面の段ごとにLEDで順番に照らす仕組みにしました。2つ目は、演奏中に楽器から手をはなさなくてもいいように自動で楽譜をめくる機能です。楽譜をめくるには2台のサーボモーターを使用しています。ページの端を浮かせてそこに棒を差し込んでめくります。また、自分のタイミングでめくりたい時のために、リモコンスイッチを作りました。 |
楽らくくつぬぎ器
町田市立町田第一小学校(東京都)
6年 富取 秀太朗
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この器具は、誰でも簡単に立ったまま靴を脱げるようにサポートする器具です。靴を脱ぐ際に座ったり、片足立ちする必要がないので、高齢者をはじめ、足腰が痛く、座ったり片足立ちする動作がつらい方のサポートができます。また、この器具を使用して靴を脱げば、靴のかかと同士をすり合わせて脱ぐ必要がなくなるので、靴も傷まずに済みます。子どもから高齢者まで理解できるようなユニバーサルデザインを心掛けました。利用者がけがをしないよう、柔らかく、丈夫で滑りにくい素材を用いました。 |
雨どいかさ
私立聖徳学園小学校(東京都)
1年 原田 和
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この作品は、七月の雨で母が仕事に行くのが大変だったので、靴や服が濡れないよう考えたものです。靴や服を濡らすのは、主に歩く前後方の雨だれなので、これが傘の横から落ちるように傘の前後に雨どいをつけました。雨水がスムーズに雨どいを流れ、傘に降った雨の大部分が横から落ちることを両立する雨どいの位置を見つけました。使ってみると、傘の横は滝のようですが、目の前の雨だれは無く、水のトンネルのようです。この傘で沢山の人たちが、雨の日も安心して楽しく歩けるようになればと思います。 |
Support Wheel
秦野市立大根中学校(神奈川県)
3年 天野 希乃実
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この作品は、車椅子を押しながら段差を登る時、補助してくれる装置です。建物の中はバリアフリーが整備されていますが、外だと段差に引っかかってしまい、前輪を持ち上げる力が必要になりとても大変で、車椅子もふらついてしまい、危険です。そこで装置を付ける事でキャタピラ部分が回転して、前輪を持ち上げてくれるため、安定して段差を越える事が出来、車椅子利用者と介助者が安心して小さな段差を気にせずに移動する事が出来ます。 |
本事業に関するお問合せ先
公益社団法人発明協会 青少年創造性グループ
TEL 03-3502-5434/E-mail