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発明協会の表彰事業

平成二十七年度 全国発明表彰 選考経過報告

 平成二十七年度「全国発明表彰」の選考経過につきまして、ご報告申し上げます。
 昨年七月に、本表彰候補を公募するとともに、関係諸団体に推薦を依頼いたしましたところ、多くの発明及び意匠の応募があり、また今回から表彰対象を、研究機関及び中小企業等による発明考案とした第二表彰区分におきましても、優れた研究成果が寄せられ、功労者関係につきましても、全国より多数の推薦がございました。
 審査に当たりましては、選考委員会において慎重な審議を行い、恩賜発明賞及び二十一世紀発明賞以下、各賞を選考いたしました。

 恩賜発明賞に選考されたのは、トヨタ自動車株式会社の真鍋 晃太氏を始め三名の研究者による、『燃料電池を急速暖機する制御方法の発明』です。
 本発明は、従来困難であった氷点下の環境における燃料電池の発電を可能とし、燃料電池車の事業化に大きく貢献いたしました。

 また、二十一世紀発明賞には、喜連川 優氏を始め二名の研究者による、『非順序型データベースエンジンの発明』並びに、スパイバー株式会社の関山 和秀氏を始め五名の研究者による、『強靭なポリペプチド繊維の発明』を選考いたしました。
 前者はビッグデータの管理・処理を担う基盤ソフトウェアであるデータベースエンジンの飛躍的な高速化を実現し、また後者は極めて高い応力とタフネスを兼ね備えた人工のクモ糸繊維を実現したものであり、いずれも独創的かつ先端的な研究開発であります。

 他の受賞発明及び意匠につきましても優れたものばかりであり、各々に関しご紹介すべきと存じますが、詳細はお手元の『功績概要』をご覧ください。
 本日、受賞された皆様には、これを機に、より一層研究開発に邁進されますことをご期待申し上げます。

 以上をもちまして、簡単ではございますが選考経過の報告とさせていただきます。

平成二十七年六月十七日

公益社団法人 発明協会

全国発明表彰 選考委員会
委員長  末 松 安 晴