第七十五回全日本学生児童発明くふう展が、三月二十二日（水）から三月二十六日（日）までの五日間、北の丸公園「科学技術館」（東京都千代田区）で開催されました。初日の二十二日（水）には、総裁常陸宮殿下並びに同妃殿下の御臨場を賜り、作品御観覧ならびに表彰式が行われました。
　両殿下は、まず展覧会場において恩賜記念賞及び特別賞受賞四作品について受賞者から実演を交えた説明をお受けになった後、その他の受賞者からの挨拶を受けられました。

受賞作品を御覧になる総裁常陸宮殿下並びに同妃殿下

　続く表彰式では、野間口有会長による式辞、清水康敬審査委員長による審査経過報告に続いて、恩賜記念賞、特別賞受賞者及び豊田佐吉賞受賞校に対し表彰が行われました。

総裁常陸宮殿下による恩賜記念賞授与

　その後、常陸宮殿下よりおことばを賜り、また、来賓を代表して田野瀬太道文部科学大臣政務官、小宮義則特許庁長官より祝辞を頂戴しました。

　最後に受賞者を代表し、恩賜記念賞を受賞した小石川洋介(こいかわ ようすけ)さんが答辞を述べ、表彰式を終了しました。

　展覧会場では、受賞作品一五六点を展示したほか、協賛企業等による発明教室や特別展示等、を同時開催。期間中は多くの子どもたちや家族連れで賑わいました。

皇太子同妃両殿下が作品御覧

　展覧会三日目の二十四日（金）には、皇太子同妃両殿下の行啓を賜り、約五十分に渡り恩賜記念賞・特別賞受賞作品を御覧になりました。
　両殿下は、清水康敬審査委員長及び受賞者からの作品説明をお聞きになり、笑顔を交えながら一人ひとりに御質問やおことばをかけられました。和やかな雰囲気のうちに作品御覧は終了しました。

受賞作品を御覧になる皇太子同妃両殿下