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マンガ・アニメ
参考文献等
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出版科学研究所「出版月報」2013年2月号(2013年)による。
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手塚治虫『ぼくのマンガ人生』(岩波新書、1997年)p14-20頁、110頁
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手塚が導入したマンガのストーリー性や映画的手法については、竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』(講談社、2006年)や大塚英志『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるのか』等において詳しく紹介されている。
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彼が用いた表現手法は、竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』(講談社、2006年)99-113頁に詳しく紹介されている。
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このような需要要因による日本のマンガ市場の成長は、中野晴行『マンガ産業論』(筑摩書房、2004年)において主張されている。
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ただし、30分アニメの連続放送自体はそれ以前から行われていた。例えば、『トムとジェリー』1964年5月13日(水)から毎週30分アニメとしてTBS系列にて放映されていた。
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中野・前掲注(5)72頁
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津堅信之『日本アニメーションの力-85年の歴史を貫く2つの軸』(NTT出版、2004年)139頁
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増田弘道『アニメビジネスがわかる』(NTT出版、2007年)144頁
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ただし、増田・前掲注(9)144-145頁において、津田信之氏の著書『アニメ作家としての手塚治虫』(NTT出版、2007年)が「虫プロダクションは、アトムの制作費として代理店の萬年社から一話につき155万円受け取った」ことが明らかとなったことを述べている。
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辻真先『ぼくたちのアニメ史』(岩波ジュニア新書、2008年)35頁
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この省力システムが逆に原作とアニメの相違を生まず、ヒットにつながったという意見もある。なお、省力手法のいくつかは当時から知られていたが、恒常的なシステムとして取り入れたのは、手塚治虫が最初である。
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この点については、中野晴行『マンガ産業論』(筑摩書房、2004年)76頁に詳しい。
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山口康男『日本のアニメ全史』(テンブックス、2004年)100頁
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他方で、彼の編み出した省力システムは、アニメのクオリティの低下を招いたり、低制作費の受注システムによるアニメーターの低賃金労働が定着したという批判がある。しかし、彼が編み出した一連のシステムがなければ、そもそもアニメ産業自体が生まれなかったかもしれないことは指摘しておきたい。
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ただし、マンガ原作のアニメーション化は戦前にもあった。例えば1935年公開の映画『のらくろ二等兵』等である。
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中野・前掲注(5)77頁に詳しい。ただし、現在のようなアニメ化を大々的に取り上げて、マンガを売るという発想自体はもっとずっと先のことようである(参照、辻・前掲注(11)65頁)
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『鉄腕アトム』が果たした役割では、SF・ロボットアニメーションとしての成功があるかもしれない。この成功は、その後の『鉄人28号』や『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』という日本の代表的なSF・ロボットアニメーションを生み出す原動力となった。現代まで続く日本人のロボット観や日本におけるロボット開発に強い影響を与えている。手塚治虫が現代社会に与えた影響は計り知れない。
その他、参考文献