安定成長期
カーナビゲーションシステム
参考文献等
-
日本自動車工業会、警察庁資料による。
-
総務省「平成26年版情報通信白書」本編第1部第1節(2)による。白書はこの根拠としてマイボイスコムアンケート調査『カーナビの利用(第6回)』(2012年12月実施)が自動車所有者におけるカーナビ搭載率を68%としていること、電通総研「情報メディア白書2013」が、東京30km圏では約8割がカーナビを保有していることによるものである。また、日本の自動車保有台数(四輪車計、2014年3月末現在)7652万台に対して、日本のカーナビゲーションシステム累計出荷台数(同年月末現在)6145万台であるので、単純な割り算によれば普及率は約80%ということになる。
-
噴射ノズルから出るヘリウムガス流の偏りを熱線の温度差として検出し、方向変化を知るもの。
田上勝利・高橋常夫・鈴木信人・高橋文孝「自動車用慣性航法装置の開発」計測と制御 21巻7号(1982年)43頁
-
ジャイロセンサを用いた慣性航法は、GPSが利用できるようになった後もトンネル内等の衛星信号の届かない場所での位置を計算するハイブリッド航法の技術として用いられている。
-
Global Positioning Systemの略称で、全地球測位システムとも称される。
-
Vehicle Information and Communication System、道路交通情報通信システムセンターが提供する道路交通情報をリアルタイムで提供するシステムで、事故や交通規制情報はカーナビ画面上に即時に表示される。
-
JEITA「民生機器主要品目国内出荷実績」
-
矢野経済研究所資料等による。
-
本田技研工業ホームページ「語り継ぎたいこと~チャレンジの50年~ Hondaのチャレンジングスピリット カーナビゲーションシステム/1981」1-9頁。<http://www.honda.co.jp/50years-history/challenge/1981navigationsystem/index.html>(2015年4月18日アクセス)。エレクトロ・ジャイロケータ開発など、ホンダによるカーナビゲーションシステム開発の経緯は上記資料に詳しい。
-
地面の傾斜にもかかわらず、戦車の砲身が常に照準を向いているのは、ジャイロスコープの制御によることを知った。本田技研工業「部品8点、シンプルなガスレートジャイロ」・前掲注(9)3頁
-
同じ年、トヨタは「地磁気センサ」により検出した方位角と車速センサから算出した走行距離を「目的地方位」等を表示するシステムを発表した。
-
紙ベースの地図を撮影して画像データにした上で、レーザーディスクなどのアナログ記憶媒体に記録する方式。
-
三菱電機ホームページ「カーナビゲーションの歴史」誤差との戦い
<http://www.mitsubishielectric.co.jp/carele/carnavi/history/history2.html>(2015年7月10日アクセス ※現在リンク切れ)
-
デンソーカーエレクトロニクス研究会(加藤光治監修)『図解カーエレクトロニクス[増補版][上]システム編』(日経BP社、2014年)234-235頁
-
吉田元政「カーナビの誕生(クラリオン初のナビ『NAC200』、初の地図ナビ『NAX700』の開発)」<http://clashayukai.com/carnavigationhistory.pdf> (2015年7月10日アクセス ※現在リンク切れ)
-
田上外・前掲注(3)49頁
-
本田技研工業 前掲注(9)、及び工業所有権情報研修館『平成16年度特許流通支援チャート 電気22 カーナビ経路探索技術』(2005年)317頁
-
河島重雄・鶴田良平・迫田武美・玉置順二「当社GPS受信機開発の歴史と動向」日本無線技報 No.47 (2005年)
-
矢野治人外2名「ユーノスコスモカーコミュニケーションシステムの紹介」マツダ『マツダ技報』第8号(1990年)59-66頁
-
輸出については520万台(2008年度)に上るとされ、欧州、近年は中国向けが急増している。
-
情報通信技術を用いて、事故や渋滞などの道路交通問題を解決していく産学官協力による国家プロジェクト「ITS(高度道路交通システム)」の一環で、「ナビゲーションシステムの高度化」プロジェクトとして実施されてきたもの。
VICSホームページ「VICSについて VICSの成り立ち」<http://www.vics.or.jp/about/history.html>(2015年4月18日アクセス)
-
ソニー損保「2014年 全国カーライフ実態調査」<http://from.sonysonpo.co.jp/topics/pr/2014/09/20140930_01.html>(2015年4月18日アクセス)
-
VICSホームページ「VICSについてVICSの魅力」 <http://www.vics.or.jp/about/appeal.html> (2015年4月18日アクセス ※現在リンク切れ)
-
電気学会「電気の礎 地図型自動車用ナビゲーションシステム」< http://www2.iee.or.jp/ver2/honbu/30-foundation/data02/ishi-08/ishi-0607.pdf>(2016年9月15日アクセス)
-
田上外・前掲注(3)45-48頁。
-
田上外・前掲注(3)45-46頁
その他、参考文献
-
日本自動車工業会「自動車統計月報」48巻3号(2014年)
-
本田技研工業ホームページ「テクノロジーストーリー第4話 クルマの未来を、見つめて~世界初で進化し続けるホンダのカーナビゲーション~「前編」」同「後編」<http://www.honda.co.jp/tech-story/html/story4/index.html?s> <http://www.honda.co.jp/tech-story/html/story4-2/?s>(2015年4月18日アクセス ※現在リンク切れ)
-
自動車技術会ホームページ「日本の自動車技術240選 ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」<http://www.jsae.or.jp/autotech/data/14-2.html>(2015年4月21日アクセス ※現在リンク切れ)
-
トヨタ自動車ホームページ「トヨタ自動車75年史 技術開発 GPSボイスナビゲーションシステム」<http://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/data/automotive_business/products_technology/technology_development/electronics_parts/details_window.html#supplement03> (2015年4月20日アクセス)
-
三菱電機ホームページ「カーナビゲーションシステム カーナビゲーションの歴史」<http://www.mitsubishielectric.co.jp/carele/carnavi/history/>(2015年4月20日アクセス ※現在リンク切れ)
-
河島茂男外3名「当社GPS受信機開発の歴史と動向」日本無線『日本無線技報 GPS特集』47号(2005年)
-
田原仁「MBG川越事業所の紹介」パイオニア『パイオニアR&D 特集カーエレクトロニクス技術』19巻1号(2009年)
-
パイオニアホームページ(畑野一良)「ePLACE ほっとコラム 道は星に聞く~カーナビの歴史」<http://pioneer.jp/e-place/hotcolumn/carnavi/>(2015年5月19日アクセス ※現在リンク切れ)
-
国土交通省「カーナビの出荷台数累計、VICSユニットの出荷台数累計」<http://www.mlit.go.jp/road/ITS/j-html/pdf/vics/navi_vics2014.pdf>(2015年5月4日アクセス)
-
Tech総研ホームページ(川畑英毅)「No tech No life~この技術とともにあり~Vol.4 車のIT化の最先端「カーナビ技術」の27年史」<http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001316>(2015年4月20日アクセス)
-
山本昇『ナビゲーション「位置情報」が世界を変える』(集英社、2012年)
-
プロジェクトX製作班『プロジェクトX~挑戦者たち(17) カーナビ 迷宮を走破せよ』(NHK出版、2003年)
-
日経産業新聞「本田、16ビットマイコン内蔵走行誘導装置開発―東京など5地域で、2車種に限定」(1981年12月18日、朝刊)
-
日経産業新聞「日本無線、超小型GPS航法装置を開発」(1984年8月16日、朝刊)
-
日本経済新聞「三菱電機と日本無線、衛星使い走路表示―自動車用システム開発」(1986年7月31日、朝刊)
-
日経産業新聞「ナビゲーションシステム、衛星からの電波利用―三菱電・日本無線が開発」(1986年7月31日、朝刊)
-
日本経済新聞「いつでもどこでもGPSで位置ピタリ、陸海空で利用期待(月曜版)」(1987年5月11日、朝刊)
-
日本経済新聞「車の道案内システム実用化もう目の前に―地図上に位置表示(月曜版)」(1988年12月19日、朝刊)
-
日経産業新聞(賀川雅人)「挑戦衛星通信ビジネス―マツダ」(1990年5月10日、朝刊)
-
日本経済新聞「ナビゲーションシステム―車の現在地、衛星で即座に(ハイテク商品紹介)」(1990年5月30日、夕刊)
-
日経産業新聞(船木隆)「新世代技術に挑む―トヨタ自動車移動体通信システム」(1990年7月27日、朝刊)
-
日経産業新聞「開発競争―ハイテクが人守る」(1991年2月21日、朝刊)
-
日経産業新聞(東育子)「カーナビシステム、ホンモノに脱皮?―自動車各社、実用化に意欲」(1992年6月1日、朝刊)
-
日経産業新聞(中山淳史)「くるまニューテクノロジー開発フロンティア①―多様な業種参入で新市場」(1992年10月5日、朝刊)
-
日経産業新聞(東育子)「くるまニューテクノロジー開発フロンティア⑤―ナビゲーションシステム」(1992年10月21日、朝刊)
-
日経産業新聞「ゼンリン地図制作の現場―日経エレクトロニクス」(2014年6月26日、朝刊)