令和8年度全国発明表彰 受賞発明・意匠概要(敬称略)
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未来創造発明奨励賞
中性子によるコンクリート内塩分濃度の非破壊検査装置の発明(特許第7489094号)
| 若林 泰生 | 国立研究開発法人理化学研究所 光量子工学研究センター 中性子フロンティア研究チーム 研究員 | |
| 大竹 淑恵 | 国立研究開発法人理化学研究所 光量子工学研究センター 中性子フロンティア研究チーム 副チームディレクター | |
| 池田 裕二郎 | 国立研究開発法人理化学研究所 光量子工学研究センター 中性子フロンティア研究チーム 客員主管研究員 |
未来創造発明貢献賞
| 五神 真 | 国立研究開発法人理化学研究所 理事長 |
本発明は、中性子を対象物に照射し、内在する元素との反応で生じる即発ガンマ線を計測し、元素の定量手法である中性子誘導即発ガンマ線分析を用い、コンクリート橋の塩害点検に必要な深さ方向の塩分濃度分布を計測(例:表面から3㎝×3深度の9㎝深さまで)して、鋼材を腐食させ始める塩分濃度1.2kg/㎥を検知し、構造物を傷つけず完全な非破壊計測を可能とする手法と装置である。
本発明により、橋梁からコンクリートコアなど試料採取の必要がある既存技術の微破壊法ではこれまで難しかった同一箇所の経年調査、複数箇所検査による橋梁全体の塩害進行把握など、重要な箇所の検査が可能となり、落橋防止、長寿命化実現、維持修繕費削減のための予防保全的メンテナンスへの転換に貢献できる。本発明は既に北海道から沖縄まで国内の塩害点検に活用されており、世界での活用も期待される。
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図1
本発明の原理概要
中性子をコンクリートに照射し、即発ガンマ線を計測。3元連立方程式を基に塩分濃度分布を導出する。同一平面上に中性子源と検出器を設置し、1度の計測で塩分濃度分布が分かる。計測現場で結果出力が可能。 |
図2
本発明を用いた計測実施例
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