令和8年度全国発明表彰 受賞発明・意匠概要(敬称略)
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日本経済団体連合会会長賞
利用者による鍵の保管が不要で安全な公開型生体認証方式の発明(特許第6821516号)
| 高橋 健太 | 株式会社日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ 主管研究員 |
発明実施功績賞
| 德永 俊昭 | 株式会社日立製作所 代表執行役 執行役社長兼CEO |
本発明は、安全性と利便性を両立する本人認証方式に関するものである。
従来、安全性に優れる公開鍵認証では、利用者に鍵管理デバイスの携帯を求める負担が課題であった。また生体認証は利便性に優れる一方、生体情報は変更が困難で、漏洩時の影響が大きい。本発明の公開型生体認証は、認証の都度、生体情報から秘密鍵を生成することで、鍵や生体情報の保管を不要とする新たな認証方式である。
当初の技術はデータサイズが大きく、処理や通信に時間を要したが、本発明は生体情報を定常成分と残差成分に分離し、定常成分から鍵を生成したのち削除して残差成分のみを保存することで、安全性と認証精度を維持しつつデータサイズを従来の約40分の1に低減した。
これにより銀行ATM、キャッシュレス決済、鉄道改札などへ適用が広がり、関連技術はISO/IEC 24745、30136等の国際標準化にも反映されている。本発明はデジタル化が進む社会基盤の安全性と利便性の向上に貢献している。
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| 図1 公開型生体認証方式の概要 | 図2 適用先の例 |



















