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発明協会の表彰事業

令和8年度全国発明表彰 受賞発明・意匠概要(敬称略)
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内閣総理大臣賞
科学技術計算用演算処理装置の高性能化の発明(特許第5304483号)
本藤 幹雄
富士通株式会社 先端コンピューティング開発本部 プロセッサ開発統括部
プリンシパル・アーキテクト

発明実施功績賞
時田 隆仁
富士通株式会社 代表取締役社長 CEO

 本発明は、スーパーコンピュータ上で実行される科学技術計算において重要となる数学関数の処理を、高速に実行するための演算処理装置及び演算処理技術に関するものである(図1)。
 数学関数の従来技術には、ソフトウエア処理や、CORDIC・指数関数命令などのハードウエア処理があるが、処理性能が低いことや、科学技術計算に必要な演算精度を満たしていないなどの課題があった。
 本発明では、テーラー級数展開の前処理の中から、回路規模の増加を最小限に抑え、高速化が可能な特徴的な部分を専用命令として定義することにより、前処理の命令数を約1/3に削減した(図2)。これによりハードウエアとソフトウエアを組み合わせて処理することで、回路増加の抑制と科学技術計算に必要な演算精度、処理性能の高速化を同時に実現し、科学技術計算への適用を実用化した。
 本発明により、自動車や航空機などの構造解析、衝突解析、流体解析シミュレーションや、地球環境予測、地震、津波などの自然災害シミュレーションが、より高速かつ高精度に実行できるようになり、産業の発展や安心・安全な社会の実現に貢献している。


図1 本発明の構成図 図2 本発明の命令削減効果



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