令和8年度全国発明表彰 受賞発明・意匠概要(敬称略)
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朝日新聞社賞
薬剤抵抗性雑草に対する稲用除草剤の発明(特許第3982542号)
| 玉田 佳丈 | 日産化学株式会社 理事 物質科学研究所長 | |
| 佐伯 学 | 日産化学株式会社 農業化学品事業部 企画開発本部 製品開発部長 | |
| 中屋 潔彦 | 日産化学株式会社 物質科学研究所 農薬研究部長 | |
| 北 浩 | 日産化学株式会社 富山工場 総務部 管理課 | |
| 矢野 哲彦 | 日産化学株式会社 生物科学研究所 農薬研究部長 |
発明実施功績賞
| 八木 晋介 | 日産化学株式会社 代表取締役 取締役社長 |
本発明は、薬剤抵抗性雑草を含む水田雑草の防除を通じて、水稲の安定生産に貢献する水稲用除草剤メタゾスルフロンに関するものである。
1995年頃から従来の除草剤に対する感受性が低下した薬剤抵抗性雑草が拡大し、防除負担増大や安定生産への影響が懸念された。この課題を解決するために、保有化合物群の再評価で見出した化合物1を起点に、ピラゾール環4位に環状構造を導入して稲への薬害を低減した化合物2を得た。さらに4位環構造の新合成反応を開発し、メチル置換ジオキサジン環を導入したメタゾスルフロンを創出した(図1)。
本発明はホタルイ等の薬剤抵抗性雑草(図2)に加え、クログワイ等の難防除雑草にも高い除草効果を示す。また雑草の後発生も長期抑制でき、省力化とコメの収量安定化に寄与している。
国内は2013年に販売開始し、2018年以降8年連続ALS阻害型除草剤のシェア1位を維持し、海外販売も拡大して、我が国を含むコメ生産国の稲作を支える重要な発明となっている。
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| 図1 メタゾスルフロン創出までの経緯 |
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| 図2 薬剤抵抗性ホタルイに対する除草効果 |



















