文部科学大臣賞
PV遠隔安全診断システム(特許第7193097号)
[宮城県発明協会]
有松 健司 |
東北電力株式会社 研究開発センター 流通基盤G 主幹研究員 |
戸田 祐介 |
株式会社アイテス 製品開発部 係長 |
森田 拓弥 |
株式会社アイテス 製品開発部 主任 |
実 施 功 績 賞
石山 一弘 |
東北電力株式会社 代表取締役社長 |
五十嵐 靖行 |
株式会社アイテス 代表取締役社長 |
本発明は、太陽光発電設備における太陽電池などの直流部を対象とする電気的な健全性診断をクラウド環境で行い、その診断情報に基づき異常発生時は保守点検者が早期に現地対応することを可能とするシステムに関するものである。
本システムは、IoTセンサーである定置型機器を太陽光発電設備の直流部に設置し、夜間に太陽電池ストリング単位で対地間の絶縁性能、バイパス回路の健全性、セルストリング回路の健全性に関わる電気的な項目について自動測定を行い、その測定データを外部通信機能により設置個所最寄りの気象データも同時に取得したうえでクラウドサーバ上に蓄積する。この蓄積データにより健全性を診断し、その診断情報を設備の保守点検者に通知するものである。
本発明により、日々の健全性診断に基づき異常発生時はピンポイントで異常箇所に対応できるようになり、遠隔地や建物屋上など保守点検者がアクセス困難な太陽光発電設備においても適切な対応が可能となるスマート保安を実現した。
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