関東経済産業局長賞
褥瘡等を効果的に予防する体圧分散衣服(特許第7555068号)
【発明協会(東京)】
古川 恭彦 |
株式会社フィッツインターナショナル 代表取締役 |
雨宮 歩 |
国立大学法人千葉大学 大学院看護学研究科内 講師 |
松島 絵里奈 |
八千代市 健康福祉部 健康づくり課 保健師 |
実 施 功 績 賞
横手 幸太郎 |
国立大学法人千葉大学 学長 |
本発明は、好発部位が多く存在する下半身の褥瘡(床ずれ)を効果的に予防可能であり、着脱が容易な体圧分散衣服に関するものである。
介護等の現場では介護対象者の褥瘡を防止するため所定の時間ごとに行う体位変換が介護者の負担になっており、介護用マットレスを用いても褥瘡を完全に防止することはできなかった。本発明では、衣服の仙骨部および一対の大転子部の近傍に厚さ1.5〜4.5mmのポリエステル不織布からなる圧縮フェルトシートを複数枚積層したシートを備えることにより、側臥位または仰臥位時の体圧を分散し、褥瘡を効果的に予防できるようになった。
本発明を用いたパジャマズボンを普段から着用することで褥瘡好発部位への圧迫が軽減され、人の手による体位変換の回数を減少できるため、介護施設や在宅等における介護の負荷軽減に貢献している。
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