中小企業庁長官賞

圧縮空気圧回路におけるドレン排出構造（特許第7305226号）

【神奈川県発明協会】

福原　廣	株式会社フクハラ　代表取締役

　本発明は、圧縮空気システムにおいて油水分離とＣＯ_２吸着回収を同時に行えるＣＯ_２吸着機構を備えたドレン排出装置を提供することで、ＣＯ_２排出量を削減し、環境負荷の低減に貢献するものである。
　本発明では、アミン系吸収材やゼオライト吸着材を活用することで、ドレン処理と同時にＣＯ_２を効率的に吸着・除去できるようにした。また、従来のドレン処理システムにコンパクトに後付け可能な設計とした。さらに、ドレン中の油分や不純物を効果的に除去することで、安定したドレン清水化を実現した。他の動力等を一切使用せず、圧縮空気の力でドレンを油分分離部およびＣＯ_２分離部に搬送し吸着処理を行うため安全性が高い。
　本発明により、ドレンの清水化とＣＯ_２吸着回収を同時に行えるようになり、環境保全と脱炭素社会の実現に向けて貢献している。

本発明の構成

処理装置写真

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