北海道知事賞
安心安全な食べられる蓄冷材(特許第7297346号)
【北海道発明協会】
若山 聖子 |
株式会社昭和冷凍プラント 代表取締役 |
若山 敏次 |
株式会社昭和冷凍プラント 取締役 |
本発明は、低温海藻、野菜などの食品を用いた安心安全な食べられる蓄冷材およびそれを用いた保存システムに関するものである。生鮮食品を冷蔵、チルド、冷凍の各温度帯で短期から長期の間保存することができ、蓄冷材のリサイクルも可能である。
本発明では、粘性を有する海藻、野菜を用いて作製した蓄冷材を氷結温度帯に冷却し、生鮮食品に接触させることで鮮度を保持する。食品由来の蓄冷材は氷水などに比べて熱伝導率が低く蓄冷に適しており、粘性の蓄冷材でコーティングされた生鮮食品は劣化が抑制される。食品で作られているため保存する生鮮食品とともに口に入っても安全であり、また、従来よりも安価に作製することができる。雪室状態で凍らせることもでき、長期の保存も可能である。
本発明により、生鮮食品の鮮度をより長く維持しリサイクルも可能な蓄冷材を実現することができた。フードロス削減やCO2排出削減など、環境負荷低減に寄与している。
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