中小企業庁長官賞
グラスウール200mm断熱に相当する開口部(特許第7443634号)
【北海道発明協会】
福地 脩悦 |
株式会社福地建装 代表取締役会長 |
川久保 俊 |
合同会社川久保総合研究所 代表社員 |
実 施 功 績 賞
福地 智 |
株式会社福地建装 代表取締役社長 |
星野 岳央 |
株式会社星野アルミ建材 代表取締役 |
本発明は、光透過性の高い多層機能ガラスを複層(複合)的に取り付けることで開口部(窓)の断熱性向上を図るものである。
従来、住宅の省エネ性を向上するには断熱性に劣る開口部を小さくせざるを得ず、眺望性や採光性の悪化、設計自由度の低下が課題となっていた。本発明では、施工現場に搬入した複数の多層機能ガラスの内面部にガラス間結露を防止するための乾燥剤を充填した仲介スペーサーを挟んで複層体(複合体)を形成することで断熱性の改善を図った。複層体の四隅には専用の隅キャップを取り付けて気密性を確保している。また、建材の特別な搬送や納品方法を必要とせず、現場で簡単に施工できるようになっている。
本発明により、ガラスでありながら断熱壁体と同等かつトリプルガラスの約4倍の断熱性を持つ開口部の提供が可能となり、住宅の省エネ性と眺望性・採光性・設計自由度を両立できるようになった。
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