文部科学大臣賞
親水性塗膜の安定な偏析形成技術(特許第6075718号)
【福岡県発明協会】
篠原 賢次 | TOTO株式会社 高分子技術部(茅ヶ崎) 主席技師 |
森井 勇次 | TOTO株式会社 樹脂技術第二グループ(茅ヶ崎) グループリーダー |
古賀 遼 | 元 TOTO株式会社 主任技師 |
実 施 功 績 賞
田村 信也 | TOTO株式会社 代表取締役 社長執行役員 |
本発明は、優れた防汚・易清掃性を発現する親水表面を、製造環境の湿度変動等の影響を受けることなく、安定して形成することを可能とする親水性塗膜形成技術である。
従来の親水技術では、親水性成分が塗膜内部に埋没しやすく、安定した偏析と耐久性の両立が困難であった。本発明では、特定のイオン性重合性化合物に、それよりも分子量が小さい特定の重合性化合物を組み合わせた独自の塗料組成物を開発した。これにより、塗布後の乾燥過程において親水性成分を自発的に最表面へ配向させ、光照射により強固に固定化することで、製造環境の湿度変動に左右されず、耐久性に優れた親水塗膜を安定して形成可能とした。
形成された親水表面は、皮脂汚れや水アカの固着を抑制し、水流のみで汚れを浮き上がらせる自浄効果を発揮する。これにより、日常的な洗剤使用量の削減による環境負荷低減と、清掃負担の大幅な軽減に貢献している。
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