特許庁長官賞
燃料用水分離フィルタ(特許第6659233号)
【佐賀県発明協会】
納冨 洋一 | ヤマシンフィルタ株式会社 フィルタ事業開発本部 開発設計部 海外設計課 課長 |
中岡 英雄 | ヤマシンフィルタ株式会社 フィルタ事業開発本部 開発設計部 部長 |
実 施 功 績 賞
山崎 敦彦 | ヤマシンフィルタ株式会社 代表取締役 社長執行役員 |
本発明は、建設機械など、粉塵の多い環境で使用される機械の燃料回路に用いる燃料フィルタに関する技術である。水分離性能を長時間維持し、高い水分除去効果を実現するために、フィルタエレメントを二重に配置した。
単純にフィルタエレメントを二重に配置すると、エレメント間に空気がたまり燃料の流れが妨げられてしまい、ろ材全体を活用できない。本発明では、各エレメントのろ材を支持する金属製内筒にあえて流体を通過させない部分を設ける。これにより、空気は燃料の流れとともに外部へ押し出され、エレメント間の空気だまりが解消する。燃料がろ材全体を通過し、二重のエレメントによってより効果的に水分を除去することができる。
本発明によれば、二重に配置したフィルタエレメントを有効に活用し、燃料中の水分がエンジン側へ流入することを抑制する。これにより、燃料中の水分に起因するエンジン不具合の抑制に貢献する燃料フィルタを提供可能となった。
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