日本弁理士会会長賞
食塩電解用陽極(特許第6670948号)
【宮崎県発明協会】
宮阪 豊光 | 旭化成株式会社 交換膜事業部 交換膜営業部 アジアグループ 課長 |
西澤 誠 | 旭化成株式会社 製造統括本部 川崎製造所 交換膜製造部 環境安全課 |
角 佳典 | 旭化成株式会社 交換膜事業部 事業部長 |
実 施 功 績 賞
工藤 幸四郎 | 旭化成株式会社 代表取締役社長 兼 社長執行役員 |
本発明は、食塩電解に用いる陽極に関するものであり、電解運転中の電圧を低減させ消費電力の削減に寄与する技術である。
本発明では、食塩電解用陽極において、従来から使用されるルテニウム、イリジウム、チタン等を主体とする触媒に特定の金属元素を添加することにより、触媒活性を本質的に向上させている。電圧を低減させようとすると、発生する塩素純度の低下や触媒自体の耐久性の悪化を招くというトレードオフの関係があった(図1)。本発明では、反応に寄与する有効表面積を増大させるとともに触媒の反応活性を向上させることで(図2−1、図2−2)、塩素純度及び耐久性を維持しながら電解電圧を低減することを可能にした。
本発明により、塩素純度及び耐久性を維持したまま電力使用量の低減が可能となり、食塩電解プロセスの省エネルギー化に貢献している。また、食塩電解プラントの運転コストの低減とともに、CO2排出量の削減にも寄与している。
Copyright©1996- Japan Institute of Invention and Innovation All rights reserved