日本弁理士会会長賞
モータ駆動機械装置の動作異常判定システム(特許第6593715号)
【福岡県発明協会】
正垣 隆章 |
株式会社安川電機 技術開発本部 コントローラ開発部 エンジニアリングツール開発課 |
長田 武 |
株式会社安川電機 ICT本部 データマネジメント課 課長補佐 |
大久保 整 |
安川電機(中国)有限公司 副部長 |
水野 直樹 |
欧州安川有限会社 欧州技術センター |
坂田 篤宣 |
株式会社安川電機 モーションコントロール事業部 ソリューション戦略部 パートナ拡大推進課 課長補佐 |
実 施 功 績 賞
小川 昌寛 |
株式会社安川電機 代表取締役社長 |
本発明は、モータを活用した自動化生産装置において1つの上位制御装置に大量の時系列データを集約して異常判定するのではなく、下記3つのフェーズにより各モータ制御装置が独自に時系列データに基づいて異常判定し、安定性の高い予知保全を実現するものである。
まず、第1準備フェーズでは、複数モータを駆動源とする機械装置の初期状態等における正常動作時に、エッジサーバがデータ送受信装置を介して各モータ制御装置から正常時動作データを取得する。次に、第2準備フェーズでは、当該正常時動作データに基づいて基準データを作成し、データ送受信装置を介して各モータ制御装置に格納する。運用フェーズでは、各モータ制御装置が機械装置の通常運転時に逐次取得する観測時動作データと格納した基準データを比較し、機械装置の動作異常を判定する。
本発明により、上位制御装置の処理負担を増加させることなく、安定した異常判定とデータ収集が可能になり、ロボットを含む機械装置による生産の質と安定性を向上できるようになった。
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