日本弁理士会会長賞
多様な状態/条件に対応可能な地盤解析技術(特許第4441693号)
【愛知県発明協会】
野田 利弘 |
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 大学院工学研究科 土木工学専攻 地盤工学 教授 |
淺岡 顯 |
公益財団法人地震予知総合研究振興会 副首席主任研究員 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 名誉教授 |
中野 正樹 |
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 大学院工学研究科 土木工学専攻 地盤工学 教授 |
実 施 功 績 賞
松尾 清一 |
国立大学法人東海国立大学機構 機構長 |
本発明は、多様な力学状態にある砂質土、粘性土、泥岩等からなる各種地盤を対象にして、外力形態が多岐にわたる状況においても、変形から破壊までの力学挙動を連続的かつ一貫して評価する解析技術である。所与の外力に応じて「地盤に何が起こるか」を定量的に解析することが可能になる。
本発明は、地盤を構成する土骨格の力学状態や地盤形状に基づき、加加速度(躍度)項を含む速度および間隙水圧に関する飽和土の速度型運動方程式を構築した上で、地盤や土構造物に作用する地震などの外力形態のデータに基づく幾何学的境界条件と、力学的境界条件および水理的境界条件を与えて時間積分を行うことにより、様々な土からなる地盤や土構造物の多様な外力条件下で時刻歴変形挙動を解析することができる。
本発明は、実施権者である一般社団法人GEOASIA研究会による技術指導等を通じ、国、自治体、企業等に提供され、各種地盤、土構造物の変形予測や耐震性評価・分析に活用されている。
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