文部科学大臣賞
半導体集積回路装置(特許第5337523号)
【千葉県発明協会】
花沢 聡 |
エイブリック株式会社 執行役員 |
篠宮 敏夫 |
エイブリック株式会社 商品開発三ユニット ゼネラルマネージャー |
吉澤 弘泰 |
エイブリック株式会社 商品開発三ユニット 企画・開発六チーム |
実 施 功 績 賞
田中 誠司 |
エイブリック株式会社 代表取締役 社長執行役員 |
本発明は、超音波診断装置において、超音波振動子を駆動するため電圧パルス送信回路が出力する信号に関し、オーバーシュートなどのノイズの混入を抑制し、送信波形の品質向上を図るものである。
本発明は、正電圧、負電圧、接地電圧を含むパルス信号を送信するため、CMOSインバータと、CMOSインバータを構成するスイッチのそれぞれにMOSトランジスタを備える。CMOSインバータを構成するスイッチとMOSトランジスタは、ゲート端子同士とソース端子同士が接続され、同時にオン又はオフとなるように構成している。MOSトランジスタは従来のダイオード素子に替わるもので、ダイオード素子の順電圧以下の電圧でも動作する。
本発明により、従来、ダイオード素子の順電圧以下で生じていたハイインピーダンス状態が解消し、波形品質及び超音波診断における画像分解能を向上することができた。また、素子数の削減が可能となり、装置の低コスト化に貢献している。
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