中小企業庁長官賞
コイルリフターにおける幅狭コイル用フック(特許第5130569号)
【奈良県発明協会】
豊岡 実 |
イーグルクランプ株式会社 生産本部 専務取締役 |
伊多波 徹 |
大阪機械株式会社 代表取締役社長 |
実 施 功 績 賞
津山 信治 |
イーグルクランプ株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、圧延薄鋼板等のコイルの内径空間に爪を挿入係止して吊り上げるコイルリフターにおいて、吊り上げ可能な最小幅よりさらに幅狭のコイルを、アーム開閉方向と平行にした状態で一対のフックに懸架したスリングにより吊り上げ可能とするコイルリフターである。
先端に内向きの爪を有するアームと、アームを本体に対し水平方向に開閉させるリンクと、リンク中間部と本体の下端部とを連結する支持リンクと、支持リンクの下側にそのフック開口がアーム開閉方向と平行になるように固着されるフックを備え、アームの最大開口と最小開口に応じて範囲内の幅を有するコイルをアーム先端の爪で係止して吊り上げ可能であるとともに、吊り上げ可能な最小幅よりさらに幅狭のコイルを、爪係止による吊り上げと同様にアーム開閉方向と平行にした状態で一対のフックに懸架したスリングにより吊り上げ可能とする。
本発明により、別の治具などを用いることなく、単一のコイルリフターによる吊り上げ可能なコイル幅の適用範囲が拡大したため、作業性の向上を図ることができた。
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