日本弁理士会会長賞
用紙蛇行に対応する印刷装置(特許第6438718号)
【京都発明協会】
福井 一希 |
株式会社SCREENグラフィックソリューションズ 開発統轄部 開発三部 副部長 |
山中 一記 |
株式会社吉田製作所 代表取締役 副社長 |
連 国男 |
株式会社SCREENグラフィックソリューションズ 開発統轄部付 |
吉田 充宏 |
株式会社SCREENホールディングス 技術開発戦略本部 第一技術開発室 開発二課 |
神菊 貴司 |
東京情報システム株式会社 ヒューマンソリューション部 |
実 施 功 績 賞
廣江 敏朗 |
株式会社SCREENホールディングス 代表取締役 取締役社長 最高経営責任者(CEO) |
大山 晃 |
株式会社リコー 代表取締役 社長執行役員・CEO |
本発明は、連続紙に画像を印刷するインクジェット印刷装置において、搬送される連続紙の蛇行量を検出し、検出した蛇行量から未来の蛇行量を予測し、リアルタイムで印刷位置を調整し、印刷する技術に関するものである。
従来、連続紙は搬送距離が長くなると搬送時に蛇行する場合がある。蛇行は、紙の種類、温度・湿度、設置環境など様々な要因により発生し、その周期や振幅などが常に変化する。
本発明は、連続紙を搬送する搬送機構、インクを吐出して画像を印刷する印刷ヘッド、及び連続紙の蛇行量を検出するセンサを備える。センサで連続紙の蛇行量を経時的に計測して取得した実測波形データに基づき、後続の連続紙で発生が予測される蛇行量の予測波形データを生成する。得られた予測波形データから画像の印刷位置を補正し、印刷を行う。
本発明により、複雑に蛇行する連続紙でも予測した蛇行量からリアルタイムで印刷位置を調整し印刷することで見当ずれや色ずれを抑止できるようになり、印刷品質を向上することが可能になった。
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