四国経済産業局長賞
シート状吸水体の製造方法および装置(特許第4325994号)
【愛媛県発明協会】
森浦 理 |
株式会社リブドゥコーポレーション ライフケア生産本部 貞光工場 生産技術部 部長 |
丸畠 和也 |
株式会社リブドゥコーポレーション イノベーションセンター 開発研究所 第4研究室 室長 |
実 施 功 績 賞
久住 孝雄 |
株式会社リブドゥコーポレーション 代表取締役社長 |
従来、多くの紙おむつの吸収体が、粉砕したパルプと高吸水性樹脂の混合物であったのに対して、本発明は、パルプを使わず2枚のシートに高吸水性樹脂を挟むという新しい構成の吸収体を安定的に製造可能とする装置に関するものである。
本発明は、高吸水性樹脂を仮受ロールのロール面に抱かれた状態で移動させた後、受け渡しロールに抱かれた基材シート上に高吸水性樹脂を転写させることにより、高吸水性樹脂を落下させずに、基材シート上の所定の領域に安定的に配置することができる。その後、高吸水性樹脂が基材シートに転写された直後に、被覆シートを重ね、圧接ロールで被覆シートを圧接することにより、転写された高吸水性樹脂が所定の位置から移動しにくくなる。
本発明により、シートの所定領域に高吸水性樹脂を定量的に配置できるため、シート状吸収体の安定的な製造が可能となる。また、シート状吸収体を使用した製品は薄いため、使用者の装着感軽減に加えて、製品の輸送効率向上、包装材料やゴミの削減といった効果を得ることができる。
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