日本弁理士会会長賞
金型鋳造装置(特許第6829325号)
【三重県発明協会】
松本 智 |
本田技研工業株式会社 鈴鹿製作所 鋳造2モジュール |
杉本 淳二 |
本田技研工業株式会社 鈴鹿製作所 鋳造2モジュール |
下川 陽平 |
本田技研工業株式会社 鈴鹿製作所 鋳造2モジュール |
小川 智治 |
本田技研工業株式会社 鈴鹿製作所 鋳造2モジュール |
塚本 和幸 |
本田技研工業株式会社 鈴鹿製作所 鋳造2モジュール |
藤山 晋輔 |
Honda Development & Manufacturing of America, LLC Anna Engine Plant Aluminum Die Cast Department Department Lead |
岩本 年矢 |
Honda Automobile Thailand Co., Ltd エンジン工場 Casting & Machining Department Coordinator (生産・品質・新機種・事業計画責任者) |
実 施 功 績 賞
三部 敏宏 |
本田技研工業株式会社 取締役 代表執行役社長 |
本発明は、上金型と下金型との間に形成されたキャビティ内に、金型の下方に配置された保持炉からアルミニウム等の溶湯を注湯して冷却することによって、鋳造品を得る金型鋳造装置に関するものである。
本発明では、低圧鋳造において上金型を押さえつけなくても金型が浮き上がることは無いとの知見のもとに、昇降機構により上下されるベース部材に、上金型を上側から吊った状態にする上型プラテンであるベース部材を載置することで、ダイプレートがベース部材に対して相対移動可能なフローティング支持となっている。また、上金型昇降シリンダーを不要とし、昇降機構の駆動源を金型鋳造装置の下部に配置することで、設備のコンパクト化を実現し、新骨格の低圧鋳造機を提供可能とした。
本発明により、金型交換が容易になるとともに、上金型と下金型に過剰な型閉じ力がかかることを防止できるようになった。また、鋳造中のダイプレートの動きにより鋳造中の金型の膨張変位も把握可能となった。
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