発明協会会長賞
リンゴ搾汁残渣を原料とする留出液と濃縮液(特許第4915857号)
【青森県発明協会】
伊徳 行 |
日本ハルマ株式会社 代表取締役 |
市田 淳治 |
日本ハルマ株式会社 取締役 |
奈良岡 馨 |
元 青森県工業総合研究センター 弘前地域技術研究所 研究管理員 |
高橋 匡 |
地方独立行政法人青森県産業技術センター 弘前工業研究所 研究管理員 |
小笠原 敦子 |
地方独立行政法人青森県産業技術センター 農産物加工研究所 所長 |
木村 光宏 |
株式会社イー・エス・ティ 思学舎みらい平教室 教室責任者 |
実 施 功 績 賞
坂田 裕治 |
地方独立行政法人青森県産業技術センター 理事長 |
本発明は、リンゴ果実又はリンゴ搾汁残渣と植物長繊維補助材混合物を、高圧圧搾により加圧して得られる二次搾汁液に対して共沸分留を施すことにより、同時に調製される留出液及び濃縮液を提供するものである。
本発明では、リンゴ果汁製造の一次圧搾で得られるリンゴ残渣とササの葉茎部へ高圧圧搾を施し樹液を抽出した残渣からなる補助材を一定の割合で混合した混合物に対して、高圧圧搾と共沸分留を施すことにより、リンゴとササの両方の成分を含有することを特徴とする留出液と、リンゴ果汁の一次搾汁液から共沸分留で得られた濃縮液に比して、同等かそれ以上のペクチン、ポリフェノール及びカリウムを含有する濃縮液を同時に調整することができる。
本発明で製造される留出液及び濃縮液は、天然由来の素材として化粧品及び食品に利用され、また、リンゴ廃棄物の産業上の無害化処理を可能とし、環境保全に資するものである。
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