文部科学大臣賞
遺伝子多型の識別法とその利用(特許第6286419号)
[富山県発明協会]
米田 祐康 |
株式会社ニッポンジーン 代表取締役会長 |
金山 晋治 |
株式会社ニッポンジーン 代表取締役社長 |
伊澤 真樹 |
株式会社ニッポンジーン 研究本部 分子診断試薬部 部長 |
牧 文典 |
株式会社ニッポンジーン 研究本部 分子診断試薬部 課長 |
木谷 雅和 |
株式会社ニッポンジーン 研究本部 分子診断試薬部 上席係長 |
本発明は、特定の遺伝子配列(例えばヒト、動物の遺伝子多型)の検出のためのプライマーとプローブのセット、さらにこれらを用いた検査方法及び検査キット並びにその測定装置に関するものである。
ヒトの遺伝子情報を利用した個別化医療の実現を推進するとともに、コンパニオン診断薬の開発の一助とすることを主な目的として、一塩基多型の迅速、簡便な検出技術を開発するため、ヒト検体からの簡易な核酸抽出方法を確立及び迅速性、簡便性に優れる等温遺伝子増幅法であるLAMP(Loop-mediated Isothermal Amplification)法に、これまでとは異なる測定の概念を付与することによって、測定機器による検出までの工程を含む検査方法LAMP-FLP法を確立した。
本発明は、短時間かつ高効率で正確性の高い遺伝子の検査を提供するものであり、個別化医療の実現及び医薬品並びにコンパニオン診断薬の開発に寄与し、さらには、臨床現場や個人医の営む診療所においても迅速な検査の実施が可能となる。
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