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【令和元年度関東地方発明表彰】

中小企業庁長官賞
氏名: 成冨 正徳
会社名: 大成プラス株式会社
役職: 相談役
発明の名称: アルミニウム合金と樹脂の複合体製品
  特許第4195881号【受賞発明の内容】
成冨 正徳様
発明のポイントをお教えください
 弊社のコア技術は、異なった種類のプラスチックを金型の中でくっつける%色成形と言われるものです。創業以来プラスチックに関し、何かと何かをくっつけ≠ト、新たな価値・機能をお客様に提供してまいりました。その延長線上で金属とプラスチックを金型の中でくっつけ≠轤黷スら、新たな価値創造になると考え開発したものです。具体的には、金属合金に特殊エッチング処理を行い、表面に数十ナノメートルの凹凸を形成し、金型にインサートし、樹脂を流し込み、固化させると、せん断強度で40Mpを超える接合強度を確保できるものです。
苦労した点はどこでしょうか
 プラスチック同士の異種材料接合は、その相溶性を検討することである程度の予測は可能です。しかし、金属とプラスチックではその組成が全く異なることにより、プラスチック屋の知識の範疇では解決が難しく、試行錯誤に非常に多くのリソース、時間を要しました。社員40名程の会社ながら専属の開発要員を3名確保し、3年に渡る開発期間を経て完成したものです。
受賞のご感想をお願いします
 令和元年と言う節目の年に、中小企業庁長官賞という大変栄誉な賞を賜り、感謝申し上げます。金属とプラスチックの高強度接合は、自動車を始めとする移動機械の軽量化に貢献できる技術です。これを励みに、技術のブラッシュアップを更に進め、一日でも早い量産車への投入を目指し、微力ながら、持続可能な社会の実現に向けて、一翼を担えればと考えております。有難うございました。

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