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令和元年度関東地方発明表彰

中小企業庁長官賞

アルミニウム合金と樹脂の複合体製品(特許第4195881号)

【発明協会(東京)】

成冨 正徳

大成プラス株式会社 相談役

実 施 功 績 賞

大隅 光悟朗

大成プラス株式会社 代表取締役社長


 本発明は、電子機器の筐体、家電機器の筐体、構造用部品、移動機器等に用いられるアルミニウム合金と高強度樹脂との複合体とその製造方法に関するものである。具体的には、射出成形でアルミニウムと樹脂を高強度に接合させる技術である。
 金属と樹脂を一体化させる技術は、自動車、家庭電化製品、産業機器等の広い分野で求められており、ネジによる締結、接着等が使われている。これらの従来技術は、重量の増加、工程管理・品質管理の煩雑により、より簡便且つ高強度な接合技術が求められていた。そこで、アルミニウム合金への特殊エッチングにより、その表面に40〜300ナノメートルの超微細凹凸を形成し、そこに生産(量産)性の高い射出成形工法で熱可塑性樹脂を流し込み、固化させることで直接アルミニウム合金と樹脂を一体化させることに成功したものである。
 当初は、モバイル機器の筐体を中心に、軽量、薄型、デザイン性向上のニーズにより採用になった。
 現在では、自動車業界においては、マルチマテリアル化の流れの中、金属と樹脂の高強度接合が重要視され、最終部品形状での試作開発も進んでおり、今後の展開が期待される。

アルミニウム合金と樹脂の複合体製品

アルミニウム処理前処理後

アルミニウム合金と樹脂の複合体製品

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