文部科学大臣賞
三次元形状測定装置(特許第5945788号)
【大阪発明協会】
竹内 博之 |
パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社 プロダクションテクノロジーセンター 標準機事業推進部 技術開発課 課長 |
舟橋 隆憲 |
パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社 プロダクションテクノロジーセンター 標準機事業推進部 技術開発課 |
川西 努 |
パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社 設備事業センター 制御ITシステム部 設備制御課 主任技師 |
荒木 貴久 |
株式会社島津製作所 分析計測事業部 技術部 アナライザーG 主任 |
実 施 功 績 賞
足立 和泰 |
パナソニックIPマネジメント株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、測定物の表面形状を測定するために、測定物表面に沿って移動する測定プローブを高精度に駆動させる機構に関するものである。
本発明では、測定プローブの駆動軸に対し左右対称にアクチュエータとエアシリンダを配置することで、左右のアクチュエータの重心位置と駆動軸の中心とを一致させ駆動軸の回転剛性を上げるとともに、熱による湾曲を防止している。これらにより、測定プローブの直進性能を向上させ、高傾斜部を有する測定物に対しても数ナノメートルの測定精度を実現している。
本発明は、高傾斜部を含むレンズ全面を短時間、高精度に測定することを可能とし、小型化、高精度化で高傾斜部が増えたスマートフォンカメラ、4K8K放送用カメラ、一眼カメラ等のレンズ評価に必須の発明として、スマートフォンカメラでは2017年1年間で約7,000万台の金型、レンズ評価に貢献した。今後は、自動運転用カメラのレンズ評価の発明としても期待されている。
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