日本弁理士会会長賞
給餌装置(特許第3349680号)
【和歌山県発明協会】
吉田 敏展 |
ヨシダエルシス株式会社 監査役 |
実 施 功 績 賞
吉田 卓司 |
ヨシダエルシス株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、従来の飼料羽数より、はるかに多くの鶏への給餌を可能にする為、ブリッヂの起り難い略筒状の大型飼料タンクの下部より垂直なスクリューを立ち上げ、直立式各段レベルフィーダーへ飼料をチャージしていく構造の給餌装置である。
従来、採卵養鶏の飼養形態は、ヒナ段式が常識とされていたが、これを直立式に変えれば、同じ面積で多くの羽数の収容が可能である。
又、同じ羽数を飼う場合、直立式にする方が建物が小さくなる為、建築費、空調費が安くなるメリットがある。
そうした直立志向の中にあって、直立用自動給餌装置の開発が最優先の課題であった。又、従来のヒナ段式は、一般的に4段までの鶏舎であったが、開発した自動給餌機では、7段8段9段までも可能になった。
卵は物価の優等生と言われる程、約50年前からほぼ変らぬ卵価を保っているが、優れた省力機械の開発による人件費の大幅な削減が大きな要因の一つであり、本発明によってさらなる省力の効果が期待される。
Copyright©1996- Japan Institute of Invention and Innovation All rights reserved