近畿経済産業局長賞
検査の生産性、質を向上した血球分析装置(特許第5198095号)
【兵庫県発明協会】
長井 孝明 |
シスメックス株式会社 第二エンジニアリング本部 本部長 |
濱田 雄一 |
シスメックス株式会社 第二エンジニアリング本部 ハードウェア技術グループ 主任技師 |
芝田 正治 |
シスメックス株式会社 第二エンジニアリング本部 ハードウェア技術グループ 課長 |
実 施 功 績 賞
家次 恒 |
シスメックス株式会社 代表取締役会長兼社長 |
本発明は、血液中の赤血球、白血球などの血球を分析する血球分析装置に関するものである。本発明の装置は、複数の検体容器を収容する1つの検体ラックを2つの分析装置に振分けて供給し、各々の分析装置で検体を分析する。
本発明の装置では、検体処理能力を向上するために、一方の分析装置が検体を分析している間に搬送路を通じて他方の分析装置に検体ラックを搬送し他方の分析装置も検体を分析する。本発明によって、一方の分析装置で第1の測定項目について分析し、異常と判定した場合、一方の分析装置から他方の分析装置に検体ラックを搬送し、他方の分析装置で第2の測定項目について分析する再検査(自動再検)が可能となった。
本発明により、分析装置の単位面積あたりの検体処理能力が大幅に向上した。また、自動再検を実現し、検査技師によるマニュアル再検査を無くしたことで、再検査の質を向上すると共に、再検査に要する時間を短縮した。
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