中小企業庁長官賞
ウオータマッサージベッド(特許第6009822号)
【兵庫県発明協会】
荻野 直人 |
ミナト医科学株式会社 中央研究所 研究課 次長 |
川崎 彰 |
ミナト医科学株式会社 中央研究所 研究課 主査研究員 |
実 施 功 績 賞
津村 惠彦 |
ミナト医科学株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、液体を満たした槽の上部に張設した柔軟な膜に向けてノズルから液体を噴射し、その液圧で膜の上の利用者をマッサージする液圧マッサージ装置において、利用者の足底部を当接する足底当接部を設けるとともに、膜の上で仰臥位となった利用者の足部を足底当接部に固定しつつ、その脚をノズルによる液圧でマッサージするものである。
従来の液圧マッサージ装置には、足部を固定する装置が無く、ノズルからの噴流によって、上半身に比べて軽い脚部が持ち上げられてしまい、脚部に対するマッサージ圧が低下していた。また、噴流によって、両脚が徐々に左右に押し広げられ、マッサージの範囲外に移動してしまうことがあった。このような問題に対して、従来は、脚に重錘を載せていたが、利用者に圧迫感や不快感を与えることがあり、毎回、重錘を載せたり取ったりする手間がかかり、さらに、重錘を載せても、両脚が開くことを十分には防止できなかった。
本発明の構成により、ノズルからの噴流で脚部が持ち上げられることがなく、また、両脚が左右に開いてしまうことを抑制できるので、マッサージ効果を高く保つことができる。
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