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平成29年度近畿地方発明表彰

日本弁理士会会長賞

電子制御4WDカップリングの摩擦制御技術(特許第5708810号)

【奈良県発明協会】

安藤 淳二

株式会社ジェイテクト(JTEKT AUTOMOTIVE
NORTH AMERICA, INC.出向) 主査

安藤 寛之

株式会社ジェイテクト 駆動事業本部
第2駆動技術部  主任

松川 一孝

株式会社ジェイテクト 駆動事業本部
実験解析部 係員

鈴木 邦彦

株式会社ジェイテクト ステアリング事業本部
第2ステアリングシステム技術部 グループ長

津田 拓也

株式会社ジェイテクト 駆動事業本部
実験解析部 係員

実 施 功 績 賞

安形 哲夫

株式会社ジェイテクト 取締役社長


 本発明は、4WD乗用車の走行安定性と安全性、低燃費を同時に実現し得る次世代電子制御4WDカップリングに関する、独創的な摩擦制御技術である。
 電子制御4WDカップリングは、潤滑油下でクラッチが摺動するために、特に潤滑油の粘度が増加する低温域において伝達トルクが上昇する傾向があり、ドライブラインの強度設計に考慮が必要であった。
 これを解決するため、駆動トルクを制御する電磁クラッチの表面形状に着目した。本発明では、クラッチ表面にクラウニングを付与し、微細溝ピッチの拡大とあわせてクラッチ間に発生する潤滑油の動圧に適値を見出した。これによりクラッチ隙間を最適に制御し、低温域のトルク上昇を抑制することで全温度域のトルク精度を高め、走行安定性を向上させると共に、ドライブラインをより軽量化し、車両のさらなる低燃費化を達成できる。
 上述の摩擦制御技術を核とした発明により、電子制御4WD車を支える環境技術としてグローバル市場で貢献している。


電子制御4WDカップリングの摩擦制御技術

電子制御4WDカップリングの構造

電子制御4WDカップリングの摩擦制御技術

従来品および発明品の電磁クラッチ表面形状

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