特許庁長官奨励賞
乗用田植機の整地ロータ(特許第4389122号)
【愛媛県発明協会】
竹川 和弘 |
井関農機株式会社 執行役員 開発製造本部・副本部長 |
神谷 寿 |
井関農機株式会社 移植技術部 部長 |
草本 英之 |
井関農機株式会社 移植技術部 参事 |
福井 享 |
井関農機株式会社 移植技術部 副参事 |
中西 康仁 |
井関農機株式会社 移植技術部 |
山口 信 |
株式会社伊予エンジニアリング |
林 靖浩 |
井関農機株式会社 移植技術部 |
沖本 章 |
井関農機株式会社 デザイン部 副参事 |
実 施 功 績 賞
木村 典之 |
井関農機株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、乗用田植機において、苗植付部の苗植え付けの直前位置で圃場面を整地して均平化する整地ロータを、中央整地ロータと左右整地ロータとで前後位置をずらせることにより、機体のコンパクト化を図り、水田での走行性能を良好に維持し、苗植え付けの直前位置を整地して均平化し、高精度な田植作業を実現させるものである。
整地作業が不十分な状態や土塊が多い状態の水田でも、苗を適正な姿勢及び深さで植え付けるという重要な基本性能が要求されるが、田植作業を単に行うだけの乗用田植機の構成では、前記基本性能を維持することに限界があった。そこで、中央整地ロータを、左右後輪間でかつセンターフロートの前方に配置し、左右整地ロータを、左右後輪の後方でかつサイドフロートの前方に配置し、中央整地ロータの左右両側と左右整地ロータの各々の内端側とを左右伝動ケースにて連結した構成とした。
これにより、機体前後長を短く構成できて、機体の軽量化が図れると共に、苗植え付けの直前位置を均平化できるので、走行性能及び植え付け性能に優れ、適正な田植作業が行える。
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