九州経済産業局長賞
LED長距離投光器(特許第4880637号)
【長崎県発明協会】
小田 陽一 |
株式会社イネックス 代表取締役社長 |
本発明は、遠距離到達LED照明器具においてLEDチップから周辺に拡散する光をリフレクタと集光レンズで効率よく集光して、遠くにある対象物の大きさに合わせた所望スポットに、所望の照度で収束させる光学的手段を提供するものである。
一方の端面が発光方向に指向性を持つ略円錐状に成形されたレンズの頂点に近接させてLEDチップを配置し、円錐の頂角を変えることで、照射対象の距離及び照明スポットの大きさを任意に設定できるようにし、また、レンズの出光側に近接して設けた内部が空洞になっている円筒で、レンズ径以上に拡散しようとする光を封じ込めて遠距離にある対象物に導光し、かつ、レンズを取り囲むようにリフレクタを配し、レンズで集光出来なかった光を補足し、所定の方向に反射屈折させることで、出光効率を向上させた。
遠距離(100m以上)到達可能で、かつ、LEDという大幅な省エネルギー(従来光源の1/3〜1/5)を実現できることから、これまで、東京や長崎の観光名所他20箇所以上のライトアップ実績を有し、環境に与える負荷の大幅な軽減に貢献している。
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