中小企業庁長官奨励賞
着色光を発する燃焼体、その燃焼制御リング(特許第4099014号)
【石川県発明協会】
松平 寛夫 【受賞者の声】 |
株式会社松平製作所 代表取締役 |
従来の一般的なロウソクは、黄色い光を放って燃えるが、本発明の棒状燃焼体は、金属の炎色反応を利用して炎そのものが、虹色に色分けされて燃えるものである。
芯のない成形した燃焼体は、点火した時炎が表面に広がって全体が燃えてしまう状態になる。そこで、表面積を小さな塊状のものにしてみるが、これだと燃焼時間を長くできず、数分で燃え尽きてしまうのが欠点であった。燃焼制御リングを棒状燃焼体に付けることで、先端に点火した炎をその側面に燃え広がらせることなく、先端から順次下方へと適当な炎の大きさを保ちつつ燃焼させる事が可能になった。
棒状燃焼体の先端に燃焼リングを取り付ける事で、ゆっくり一定の速さで、数分から一時間の間、虹色の炎を楽しめるようになった。このことにより、結婚式の披露宴やホームパーティー・各種イベントを、盛り上げるアイテムとして活用されるようになってきている。
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