【平成24年度東北地方発明表彰】
特許庁長官奨励賞
発明の概略についてお教えください
今回受賞した特許は、ミニチュアねじ用盛り上げタップの加工方法の特許です。その特徴は、タップの谷部には傾斜がなく完全山部までストレートで食付部は、ねじ山の高さが徐々に高くなり、めねじの塑性加工が出来る様に工夫されています。
このタップは食付部と平行部にテーパがないため、最初の完全山部に、ピッチ誤差、角度誤差が発生しない為、高精度・高品質のタップになっています。
このタップは食付部と平行部にテーパがないため、最初の完全山部に、ピッチ誤差、角度誤差が発生しない為、高精度・高品質のタップになっています。
苦労した点はどこでしょうか
ミニチュアねじ用盛り上げタップは、従来のタップの加工方法とは大幅に異なっている為
1.新規にねじ研削盤を製作する必要があった。
2.ねじ研用プログラムも新規に開発する必要があった。
3.使用する砥石とそのドレス方法の開発
4.タップの寸法測定方法
の開発、選定に多大な時間と費用が必要になったことです。
1.新規にねじ研削盤を製作する必要があった。
2.ねじ研用プログラムも新規に開発する必要があった。
3.使用する砥石とそのドレス方法の開発
4.タップの寸法測定方法
の開発、選定に多大な時間と費用が必要になったことです。
受賞のご感想をお願いします
ハードディスクは今後1インチ以下が主流になり、ミニチュアねじ用盛り上げタップが必要になるとの情報より、開発に着手しました。しかし、ハードディスクの小型化は中止となり、販路開拓を心配しましたが、従来は内製のタップを使用していた時計関連やタブレット関連業界で、高精度・高品質の盛り上げタップへの要求が拡大し、開発の苦労が報われました。
今回2回目となる特許庁長官奨励賞が受賞出来、大変嬉しく思っています。
今後益々ユーザーニーズに注目し、新製品開発に努力したいと思います。
今回2回目となる特許庁長官奨励賞が受賞出来、大変嬉しく思っています。
今後益々ユーザーニーズに注目し、新製品開発に努力したいと思います。
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