【平成24年度北海道地方発明表彰】
特許庁長官奨励賞
発明の概略についてお教えください
食品加工等の製造工程において、汚泥処理に係るコスト負担は、避けて通れない重大な問題でした。
そこで、高効率攪拌に関する特許技術「旋回噴流式オゾン酸化法」を採用し、オゾン利用技術における反応効率を大幅に改善し、従来法に比べ、汚泥発生量を1/10以下に激減させることに成功すると共に、大幅なCO2削減を可能としました。
また、汚泥発生量の激減により、従来型の排水処理システムの課題であった、悪臭の問題も一挙に解決しました。
そこで、高効率攪拌に関する特許技術「旋回噴流式オゾン酸化法」を採用し、オゾン利用技術における反応効率を大幅に改善し、従来法に比べ、汚泥発生量を1/10以下に激減させることに成功すると共に、大幅なCO2削減を可能としました。
また、汚泥発生量の激減により、従来型の排水処理システムの課題であった、悪臭の問題も一挙に解決しました。
苦労した点はどこでしょうか
汚泥発生の少ない排水処理システムは、世の中にとって極めて重要であると考え、開発に取り組みました。
特許技術を採用し、独自の排水処理設備の設計開発に取り組み、汚泥低減化には成功したものの、排水基準を満たすためのシステムの確立等、実用化までには約6年の年月を費やしました。
今では、大手の食品・薬品メーカー等から多くの設計・技術提案の依頼が来るようになり、全国70社以上に導入させていただいております。
特許技術を採用し、独自の排水処理設備の設計開発に取り組み、汚泥低減化には成功したものの、排水基準を満たすためのシステムの確立等、実用化までには約6年の年月を費やしました。
今では、大手の食品・薬品メーカー等から多くの設計・技術提案の依頼が来るようになり、全国70社以上に導入させていただいております。
受賞のご感想をお願いします
汚泥削減及び悪臭に関する問題は、排水処理施設を有する企業にとって重大なテーマであり、また汚泥削減は、持続可能な経済発展を目指す国際社会にとって、重要な課題であります。
そのコストが約1/10に低減できれば、工場生産性の改善に寄与するのみならず、環境保全・企業イメージアップへの貢献にも繋がります。
この受賞を機に、国内のみならず、経済成長が見込まれるアジア諸国等にも、この技術を普及させたいと考えております。
そのコストが約1/10に低減できれば、工場生産性の改善に寄与するのみならず、環境保全・企業イメージアップへの貢献にも繋がります。
この受賞を機に、国内のみならず、経済成長が見込まれるアジア諸国等にも、この技術を普及させたいと考えております。
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