文部科学大臣発明奨励賞
亜鉛めっき鋼板の熱間プレス成形品の発明(特許第4039548号)
【愛知県発明協会】
今井 和仁 |
新日鐵住金株式会社 鉄鋼研究所 主幹研究員 |
須藤 俊太郎 |
トヨタ自動車株式会社 金属・無機材料技術部 主幹 |
山崎 信昭 |
豊田鉃工株式会社 技術部 主査 |
市川 正信 |
豊田鉃工株式会社 開発部 加工技術開発室 室長 |
実 施 功 績 賞
友野 宏 |
新日鐵住金株式会社 代表取締役社長 |
豊田 章男 |
トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 |
宝田 和彦 |
豊田鉃工株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、世界で初めて亜鉛めっき鋼板を用いて熱間プレスを行うことにより、加熱時のスケールを防止し、耐食性に優れ、超高強度・高寸法精度の自動車用成形品を得る技術に関するものである。
熱間プレスは、焼入れのため約900℃に加熱されスケール生成が不可避である。スケールはプレス型損傷や、自動車組立時の溶接等に悪影響があり、その防止が望まれていた。汎用な亜鉛めっきは、沸点が907℃であり、加熱時の蒸発により適用が困難と考えられていたが、亜鉛めっきを予め加熱し鋼と合金化し、さらに熱間加熱時の亜鉛と鋼板の拡散を活用することで、表面に鉄亜鉛固溶相を形成させ、スケール防止でき、自動車部品として実用化した。
この技術はスケール防止だけでなく、防錆作用を有する亜鉛が固溶相に含まれるため耐食性にも優れる。したがい従来品に比べ自動車に適用可能な部位が広がるため、さらなる自動車軽量化に資することができ、今後拡大が見込まれる。
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