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特許庁長官賞
同一金型内における成形・成膜技術の発明(特許第3677033号)
	
		
		| 梅澤 隆男 | 
 | 株式会社ミツバ 樹脂技術センタ- 主任研究員 (元 株式会社大嶋電機製作所 OSI-UMSS開発推進室 室長)
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		| 石澤 資右 | 
 | 三興電気株式会社 工機部 部長 (元 株式会社大嶋電機製作所 生産技術部 部長)
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発明実施功績賞
	
  
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        | 近年の車両用ランプに使用されている反射鏡は、光源より放射される光の照射機能に加え、高品位な外観が求められている。従来の反射鏡の製造方法は、成形  金型で部品を成形後、別工程で成膜を行うため、成形から成膜までの工程が多く、ゴミ・キズ等の不良発生、工程間の運搬や中間在庫のムダ、クリ-ンル-ムの  設備投資等の課題があった。また、良好な成膜面を得るためマスキング治具の装着等の非効率な作業を余儀なくされていた。 本発明はこれらの課題を解決するために開発された技術であり、成形金型に、対向配置した成形部と成膜手段である真空成膜部を設け、射出成形加工後、成形  品をそのまま可動金型に保持させた状態で、可動金型を移動させ固定金型の成膜部に型合わせと同時にマスキングし、次いで成膜空間を真空状態にして成膜加工  を行う。その後、型を開き取り出すことで、成形加工から成形品表面の成膜加工などの一連の工程が金型の中でできるものである。
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図1 開発システムと開発製品

図2 量産製品:ドアミラー用サイドターンランプ