近畿経済産業局長賞
血液製剤を分析可能な血液分析装置(特許第7002245号)
【兵庫県発明協会】
菊地 治  | 
          シスメックス株式会社 プロダクションデザインセンター | 
三原 崇仁  | 
          シスメックス株式会社 システムエンジニアリング本部 細胞技術グループ 主任技師 | 
益田 祐次  | 
          シスメックス株式会社 システムエンジニアリング本部 係長 | 
白上 篤  | 
          シスメックス株式会社 臨床戦略・学術本部 学術第一部 シニアプランナー | 
渡邊 拓磨  | 
          シスメックス株式会社 事業戦略本部 PLM推進グループ シニアプランナー | 
福間 大吾  | 
          シスメックス株式会社 システムエンジニアリング本部 細胞技術グループ 上席主任技師 | 
芝田 正治  | 
          シスメックス株式会社 システムエンジニアリング本部 細胞技術グループ 部長 | 
実 施 功 績 賞
浅野 薫  | 
          シスメックス株式会社 代表取締役社長 | 
      
 本発明は、輸血用血液製剤中の血球数を自動で分析する血液分析装置に関するものである。
 赤血球製剤や血小板製剤等の血液製剤に白血球が残存すると、輸血副反応が出現することがある。従来、残存白血球の分析には高度な技量を有する測定者による分析が必要であり、日本各地の血液製剤製造施設から唯一の検査施設にサンプルを輸送して血液製剤の品質検査が実施されていたため、検査結果が得られるまでに長い期間と高い費用を要していた。
 本発明の血液分析装置は、測定対象となる血液製剤の種類の選択を受け付け(図1)、血液製剤の種類に応じた攪拌条件で測定試料を調製し(図2)、血球の測定を行う。
 本発明により、高度な技量を有する測定者でなくても血液製剤の品質検査が可能となることで、各製造施設において製造当日に低費用で品質検査結果を得られるようになり、安全な血液製剤の安定した製造と供給に基づく輸血医療に貢献している。
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