中小企業庁長官奨励賞
コンディショニング調味食品(特許第4139677号)
【北海道発明協会】
| 西村 弘行 | 学校法人浅井学園北翔大学 学長 | 
| 友部 浩二 | 横浜薬科大学 薬学部 准教授 | 
| 野村 靖幸 | 久留米大学 医学部 客員教授 | 
| 大熊 康修 | 千葉科学大学 薬学部 教授 | 
実 施 功 績 賞
| 佐渡 宏樹 | 株式会社北海道バイオインダストリー 代表取締役 | 
| 中村 道治 | 独立行政法人科学技術振興機構 理事長 | 
| 松前 義昭 | 学校法人東海大学 理事長 | 
本発明は、タマネギ由来の二次代謝産物である組成物(ジプロピルトリスルフィド)が記憶障害改善作用を有することを明らかにし、この組成物を含むものを記憶障害改善剤として活用するものである。
タマネギを加工して食品原料として使用する際に、タマネギに内在する酵素の働きや熱化学反応などを合理的にコントロールすることによって生じるジプロピルトリスルフィドには優れた抗酸化作用があり、加齢による脳海馬の酸化をも抑制することによって、学習記憶改善作用を有することを確認し、本組成物を含有する記憶障害改善剤(食品)への活用法を確立するに至った。
超高齢社会を迎えた日本では、認知症が今後大きな問題になると考えられ、加齢による脳の酸化を抑制する本発明は、国民の健康寿命延伸に大きく貢献するとともに、北海道産のタマネギを活用した食品であることから、北海道経済の活性化にも寄与するものである。
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