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令和5年度近畿地方発明表彰

中小企業庁長官賞

腸内微生物叢移植用ナノバブル溶液及び医薬(特許第7104435号)

【大阪発明協会】

清水 真

腸内フローラ移植臨床研究株式会社 上席研究員

実 施 功 績 賞

田中 三紀子

シンバイオシス株式会社 代表取締役


 本発明は、腸内微生物叢移植(以下、FMT)において、ナノバブルを含む腸内細菌含有組成物を用いることにより、従来のFMTと比較して生着性を大きく向上させるとともに、患者にとって負担の少ない治療を実現するものである。
 従来のFMTでは、腸内細菌の生体への生着率の向上を目的に、患者の既存の腸内微生物叢を弱体化させ増殖を抑制するため、施術前に抗菌薬(抗生物質)の投与や腸管洗浄をともなう、大腸内視鏡方式が採用されているが、患者にとって負担が大きいことが課題であった。
 本発明は、腸内微生物をナノバブルとともに溶媒中に含有させることにより、腸内細菌の生体への生着率が向上することを見出したものであり、抗菌薬(抗生物質)の投与や腸管洗浄を行うことなく、患者の腸内細菌叢を、健常者の腸内細菌叢のバランスに近づけることに成功した。
 本発明により、FMTにおける患者負担の軽減に繋がるとともに、医療費の抑制に寄与することが期待される。

新規FMT法と従来のFMT法との違い

新規FMT法と従来のFMT法との違い

 

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