発明協会会長賞
酒燗器(意匠登録第1323737号)
【新潟県発明協会】
菱田 和孝 |
株式会社ツインバード 管理部 次長 |
丸山 要 |
DESIGN PLUS 代表 |
実 施 功 績 賞
野水 重明 |
株式会社ツインバード 代表取締役社長 |
本意匠は、日本酒の愉しみ方のひとつである燗酒を手軽に作れるように、また、ゆっくりと美味しいお酒を愉しめるようにした酒燗器に関するものである。
本意匠の酒燗器は、電気ヒーターでお酒を温める電気式を採用している。電気式の場合、燗酒の温度を調整しやすく、本意匠の酒燗器では37〜60℃の範囲で温度調節ができるが、この温度表示を何℃のような数字ではなく、人肌燗、上燗、熱燗、飛切燗と表現し、日本人の粋を生かしたものとしている。また、お酒を注ぐ酒器は、燗酒を作るときによく用いられる徳利とは違い、口が広い、片口型の形状とし、容量を一般的な小瓶1本がしっかり入る300mlとした。
このように口が広い形状にすることで、徳利に比べお酒が注ぎやすく、使用後も洗いやすくなっている。また、ひれ酒などの変わり酒も直接この酒器で作ることができるので、より多くのお酒の愉しみ方ができるようになった。
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