発明協会会長賞
建設機械の自動運転による建設生産システム(特許第6872654号)
【発明協会(東京)】
三浦 悟 |
鹿島建設株式会社 技術研究所 プリンシパル・リサーチャー |
大塩 真 |
元 鹿島建設株式会社 技術研究所 先端・メカトロニクスグループ 上席研究員 |
片村 立太 |
鹿島建設株式会社 技術研究所 先端・メカトロニクスグループ 上席研究員 |
黒沼 出 |
鹿島建設株式会社 機械部 担当部長 |
浜本 研一 |
鹿島建設株式会社 技術研究所 先端・メカトロニクスグループ グループ長 |
実 施 功 績 賞
天野 裕正 |
鹿島建設株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、建設機械の自律・自動運転技術を核として、遠隔運転や有人運転を含めた多数の建設機械との連携を図る建設生産システムに関するものである。
本発明では、GPSやジャイロなどのセンサと制御PCによる自動運転が可能な建設機械に、熟練者の操作データを基盤としたAI制御の手法を導入することで、地形・材料特性などの変化に合わせた複雑な建設作業を行うことができる建設機械の自律・自動運転システムを実現した。また、同システムと連携する遠隔・有人運転の建設機械群が効率的に稼働するために、最適化した作業計画・手順の自動作成や、施工進捗の監視・計画修正を行うことができる施工マネジメントシステムを有している。
本発明により、建設施工の生産性と安全性の大幅な向上が可能となった。建設現場における「人手不足・熟練者不足」の課題を解決し、将来にわたる継続的な社会資本の供給と品質確保に寄与することが期待される。
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