中小企業庁長官賞
複合吸音材(特許第6958830号)
【群馬県発明協会】
佐藤 浩司 |
川上産業株式会社 執行役員 高崎工場 |
梶原 篤 |
群馬県産業技術センター 光計測係 係長 |
一ノ瀬 秀史 |
群馬県産業技術センター 主幹専門員 |
新藤 史洋 |
川上産業株式会社 サステナブル推進部 |
浜本 久 |
川上産業株式会社 商品開発部 |
実 施 功 績 賞
安永 圭佑 |
川上産業株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、多数の空気室をもつ軽量剛性板に、空気室と外部空間とを貫通する小孔を設けることにより、多数の共鳴体を構成し、その共鳴体の共鳴周波数に応じた音を吸収する吸音材を提供する。また、その特性の測定方法を開発した。
本発明は従来の吸音材の課題を解決するため、共鳴器を配置し、貫通孔の穴径を調節することで優れた吸音効果を発揮する。低周波域に共鳴周波数を設定し、ほかの吸音材と組み合わせることで、広範囲な周波数域の騒音に対して効果的な吸音材として使用可能である。厚みが薄いため室内空間を圧迫することなく、効果的な吸音が実現できる。
本発明による吸音材は、国際会議などの国際的イベントに使用する「同時通訳ブース」や、騒音問題で苦しんでいる工場などに吸音・遮音用途として採用されている。また、群馬県桐生市では電気バスにも採用されている。
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